第988回 minitotoB 予想

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6.湘南 vs 長崎
湘南を率いるチョウ・キジェ監督は今年で7年目になります。
FWジネイ、MF山田直輝、下田北斗、DF坪井らは退団してしまいましたが、
韓国代表FWイ・ジョンヒョプ(レンタル)、浦和からMF梅崎、広島からミキッチ、柏から小林祐介、新潟からDF大野ら各ポジション満遍なく補強されています。

新加入のFWイ・ジョンヒョプはオールラウンダータイプっぽいですが、ちょっと映像を見た限りでは最も得意とするのは前線に人数を掛けて押し込んだ時にエアーポケットのようなスペースを見つけることかと思われるので、そういう場面をどれだけ創れるかが得点量産の鍵になりそうな予感がします。
その他ミキッチ→イ・ジョンヒョプがホットラインになりそうな予感も結構強いです。


J1初昇格の長崎は当然引き続き高木監督が率います。
主力はほぼ残留、その上でFC東京からDF徳永、福岡からMF中村北斗ら地元出身者の実力者はもちろん、甲府からMF黒木、松本(新潟)からFW鈴木武蔵を獲得と予算規模からすればやれるだけのことはやったといえるだろう補強となっています。

ただ高木監督はあくまでソリッドなチーム作りをしている印象なので、果たしてJ1でどこまで守備が通用するか、セットプレーでの得点を伸ばせるのか、またはファンマは果たしてどれだけJ1で通用するのかといったところがシーズンのカギを握ることになるだろうと予想しています。

今季昇格組がいきなり開幕でぶつかります。つまり残留に向けていきなりの大一番とも言えるでしょう。

昨季の両者の対戦成績は湘南ホームで引分、長崎ホームでは湘南が勝利しています。
まあ、湘南の昨季ホーム・アウェイでの成績差はまったくないと言ってもいいくらいですし、長崎は昨季前半戦ではアウェイがかなり苦手なチームではありましたが、その中で湘南戦は引分としていたり、後半戦では得意のはずのホームで湘南に負けていたりするのでこのカードはあまりホーム・アウェイのアドバンテージは考えなくて良いはずと思っています。

湘南はやはり全員サッカーの意識が強い上で、あまり90分通してペースを変えることがないというか、リードしていても極端な守りに入ることは少ないので、長崎としてはたとえビハインド状況になってもカウンターチャンスは常にある(湘南の攻守切り替え集中度にもよりますが)といった感じで、相性だけで考えるなら結構五分五分だと思っています。
そこに補強内容を加味しベンチワークまで含めるとわりとミキッチの加入を重要視して湘南が上かなという今の所の感想です。

ただし、今の所イ・ジョンヒョプがどのくらいフィットしているのか見えていないというのもあり、オッズ的なうまみを含め、ここは引分にマークとします。



7.磐田 vs 川崎
両チームとも今季の指揮官変更はなし。
磐田はMF川辺が移籍してしまったものの、名古屋からMF田口が加入、その他にはそこまで大きな移籍話はない感じですが、サイドプレーヤーにブラジルでの経験が豊富なギレルメも補強と無難ながら着実な補強をしているという印象です。

今季はシステム変更を示唆しているという名波監督ですが、基本スタイルの攻守両面にハードワークというのはおそらく今季も変わらないか、気持ち的には更に強めてくることでしょう。
攻守切り替えが鍵のチームにおいて中村俊輔に加えて田口というゲームメイカーが加わったのは前線の川又、アダイウトンにとってかなり心強いだろうなとも思いますし、GKカミンスキーを含め守備陣も健在ですから、今季も大物食いを見せてくれるだろうという期待の声も多いんじゃないでしょうか(というか、もはや大物食いという言い方も失礼だろうとも思います)。


昨季リーグチャンピオンの川崎は監督はもちろんのことですが、主力スタメンの流出も当然なし。ただし、MF三好、FW森本、大塚翔平といった準スタメンクラスは放出されています。
新戦力としてはFC東京からFW大久保嘉人が1年で完全移籍で戻ってきたのに加え、Jリーグ日本人プレーヤーとして間違いなくNo.1ドリブラーである齋藤学(現在は昨季から引き続き負傷離脱中です)をダービー相手のマリノスから獲得しているのを筆頭に、湘南からMF下田北斗、G大阪(鹿島)からFW赤崎らを獲得と、守備陣以外の補強はしっかりしているという印象です。

川崎はゼロックススーパーカップとACLがあるため、すでに公式戦3試合を戦っていますがまさかの3連敗中と全く勢いをつけることが出来ていません。
昨季風間体制から鬼木体制になって最も良くなったのは守備ですが、今の所簡単なミスが多いというか、力が入りすぎているというか、固くなりすぎて守備連携、統率がとれていないという印象です。
大久保が入った以外にあまり大きな変化がないというか、守備陣はまったく変わっていないのに連敗というのが非常に気にかかるところなので、そこのところを特に開幕戦では注視したいところです。

今の所厳しいプレスに遅れを取っている川崎であり、厳しいプレスこそ名波磐田のサッカーでもあるため、ここはやや投票率で下回っていることも加味して勝負目は磐田とするのも一興でしょう。
というわけで私の選択は磐田勝利です。



8.C大阪 vs マリノス
昨季は中盤戦で少し中だるみをしてしまった感もあるC大阪ですが、ルヴァン杯と天皇杯を制して2冠達成。
当然今季も尹晶煥監督体制で臨む上、主力の流出も無し。
新加入選手は岡山からDF片山瑛一、ヘルシンキからMF田中亜土夢、浦和からFW高木俊幸、KリーグからFWヤン・ドンヒョンらを獲得、おそらく基本スタメンは昨季とほぼ全く変わらないと予想されるものの、ACLを戦う分だけ厚みを増したという感想です。

すでに今季はゼロックス杯を制しており、ACLの初戦もアウェイで勝利し公式戦2連勝中です。

FWリカルド・サントスが手指の骨折で前半戦での復帰が危ぶまれている他、清武が2/19の段階で右腓腹筋筋損傷で全治6週間見込みとマイナス要素もありますが、清武は昨季も怪我がちだったので、チームとしての伸びしろは大きく余地がありつつも、現状戦力で十分に優勝争いできる戦力を有しているとも言えるでしょう。

個人的には昨季はサイド起用の多かった柿谷がもうちょっとボックス幅内で活躍出来る時間が長くなると面白そうだなと思っていますし、実際昨季最終盤では柿谷がトップを務めた試合もあり、やっぱりファンタスティックな足元を見せていたのが印象的でした。



マリノスは今季から前オーストラリア代表監督のポステコグルー監督が率います。
GKからショートパスで繋ぐポゼッションサッカーを志向する同監督、一応マリノス前監督のモンバエルツ氏も前に行くほど縦により急ぐというところで違いはあるかもしれませんが、どちらかというとショートパス、ポゼッション志向ではあったのでそこまで大きな戦術変更にはならず、わりといい新監督の選択になったんじゃないかなと個人的には考えています(まあ、蓋を開けてみないとホントのところはわかりませんけれど)。

移籍としてはなんといっても齋藤学が川崎に行ってしまったのが痛いですが、その他にもマルティノスが浦和に行ってしまったのも痛そうに思います。そのほかFW富樫敬真はFC東京にレンタル移籍しています。
新加入選手はFCソウルからMFユン・イルロク、柏からFW大津、、レンタルバックで福岡から仲川輝人、山口から和田昌士が戻ってきたほかは高卒ルーキーとユース昇格組という構成になっています。

昨季チーム内得点王のFWウーゴがポゼッションサッカーに合うのかかなり懐疑的だったりすることを筆頭に、ポゼッションといっても色々あるので、どこまでフィットするのか、ポステコ監督は選手起用がかなりシビアっぽいところもあるので、それが選手間にどう影響するかなど、正直今の所かなり全体的に疑ってみています。

とりあえず今節についてはおそらく力押しでC大阪が展開的に勝る可能性が高いだろうということをベースに、そういうゲーム展開の中でマリノスが混乱せずにいられるか? というところを重視して、シングル勝負はやはりゼロックス杯王者のセレッソということになるでしょう。



9.大宮 vs 甲府
ここからJ2ですが、このカードは昨季のJ1組です。
つまりはいきなり今季J1昇格を占う大事な試合になっていると言えるでしょう。

大宮は昨季終盤から就任した石井監督が引き続き指揮を執ります。
昨季のエースMF(FW)江坂を筆頭に瀬川、長谷川アーリア、岩上、播戸竜二らがチームを去った一方で、
名古屋からターゲットマンかつ案外足元もうまいFWシモビッチを、磐田から左クロスに定評のあるDF中村太亮、福岡からMF三門、新潟から酒井宣福らを獲得、
J2を戦う上では十分と思わせる陣容でJ1昇格を狙います。


甲府も降格したものの昨季と変わらず吉田達磨監督が継続して指揮を執ります。
DF津田、畑尾、新里、MF兵藤、黒木、FW河本、ドゥドゥらが退団した一方、
金沢(清水)からDFビョンジュンボン、京都(柏)から湯沢聖人、山口(新潟)から小塚和季、湘南からFWジネイらが加入、
こちらもJ2を戦う上では十分な戦力と思わせる陣容でJ1昇格を目指します。

難しい試合ですが、昨季と甲府が同じなら、基本的には引いて守るものの、相手が後ろにボールを戻す場合にスイッチを入れてプレスからハメていくスタイルになり、大宮は元々サイド重視であり石井監督も鹿島ではサイドからのクロスに重点を置いていましたので、大宮が新加入のSB中村太亮にボールを集める傾向がもしあるのなら、甲府はそこを狙っていくだろうことが予想されます。

ということは戦術的にはやや甲府のほうがハマり安いのかなと思うものの、甲府最終ラインはクロスにあまり強くないイメージも強いので、もしハメられなければシモビッチという絶好のターゲットマンのいる大宮の方がチャンスがあるのかなといった感じです。
加えて昨季はあまり活躍できなかった大前元紀はゴール前接戦で押し込むことも本来はうまいのでちょっと甲府が勝ち切るのは難しいのではないかと考えます。

引分と迷うところではありますが、やはりシモビッチを重視してここは大宮をマークします。



10.山口 vs 熊本
山口は今季から前JFA技術委員長の霜田正浩氏を監督として招聘しています。
選手構成は昨季の主力からはMF小塚、星、宮城、DFルシアッティが退団した一方、
湘南からDF坪井、山形から瀬川和樹、C大阪からMF丸岡満、浦和からFWオナイウ阿道、東京Vから高木大輔らが加入、左サイドと前線に厚みが増したように思います。

霜田さんというとヘッドコーチなどの”片腕”の経験は豊富ですが、トップチームの指揮を執るのは初のようなので、サッカーに対する造詣が非常に深いからこその不安が大きいというのが今の所の本音です。


熊本を今季率いるのは昨季途中まで大宮を指揮した渋谷監督です。
昨季の主力からはMF三鬼、嶋田が抜け、
新加入の目立つところでは鳥栖からDF青木剛、広島からFW皆川(レンタル)といったところでしょうか。なかなか無難で堅実な補強に見えます。

両チーム新監督なのでちょっとしばらく見てみないと何とも言えないというのが正直なところですが、現段階ではやはりトップを率いた経験がない霜田さんが理想を求めて地に足つかずなことになりそうな予感が強く、渋谷監督は堅実にチーム作りをするだろうというあくまで”憶測レベル”ではありますが、それをとりあえずはベースとしてここは熊本勝利にマークです。

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